副業 グラレコ デザイン思考 マインドフルネス 幸せ 幸福 共感 コンパッション

Hack Your Happiness(幸せハック)〜一度きりの人生にヨロコビを(YOLO)〜

デザイン思考で「幸せ」をひたすら想像し妄想し創造するハッカソンなブログ

「地位財」と「非地位財」〜あなたはどちらが幸せ?〜

f:id:YOLO-co-bi:20180624034302p:plain

                                                                                                       

人は「幸せ」を考える時、一体何を基準にして「幸せ」を考えますか?

 

お金(年収)ですか?社会的地位(勤めている会社や学歴、役職)ですか?

それとも家族との楽しい時間ですか?あるいは健康や時間ですか?

 

心理学の世界で、「幸福とは?」という研究でよくでてくる、「地位財」と「非地位財」という言葉。

 イギリスのニューカッスル大学の心理学者、ダニエル・ネトル氏は、人の「幸福にかかわる要因」が二つに分類できる、「地位財」「非地位財」とに分類していたことからこの言葉が生まれたそうです。

 

この言葉、ちょっと難しい専門用語ですよね。(私も初めて聞いた時は意味がさっぱり、よくわからず。。。)

 

馴染みがない人もいると思いますのでこの言葉の意味を説明すると、

「地位財」→他人との比較で得られる地位や財産(役職・収入、家や財産など)

「非地位財→他人と関係なく得られる幸せ ( 健康や休み、趣味、家族や愛情)

ということ。

 

もう少しこの言葉がわかるように、例をふたつあげておきます。

 

■例1: ライフスタイル

→金銭的な裕福か?  心の自由か?

「地位財」→時間もプライベートもなかなか取れず忙しいながらも、皆んなが羨む一流企業で働き、高い年収をもらい、好きな高級車と一等地のマンションで暮らす生活。

「非地位財」→田舎暮らしで自給自足生活。野菜を売って生計を立てるが収入は高くない。でも自然に親しめて優雅に自由な時間でストレスのない生活。

 

■例2: ステータス
→同じ1000万円の年棒でも、ステータスは「上の下」か?それとも「中の上」か?

「地位財」   →誰もが知る有名なプロチームへ入団、二軍生活だけど年棒1000万。

「非地位財」知名度も人気も低い下位プロチームだが、チームの中心選手として活躍。年棒はトップの1000万。

 

つまり、

・目に見える、ステータスを「幸せ」の尺度とするのが「地位財」

・目に見えない、こころの充足を「幸せ」の尺度とするのが「非地位財」

というところでしょうか。

 

〜時代の移り変わりと「幸せ」の在り方の変化〜

f:id:YOLO-co-bi:20180624034038p:plain

 

高度経済成長期では、頑張れば裕福になって「幸せ」が訪れる、とモーレツサラリーマンが「24時間働けますか?」とばかりに必死になって働き続けた20世紀。

21世紀に入り、情報通信革命(インターネットの普及)と共に、一気にグローバル化が進み、経済の流れが発展途上国へ流れてゆき、世界経済がフラット化して、先進諸国は安定成長期(成熟期)に入りました。

「24時間頑張って」も成果がなかなかでにくくなり、それに加えて平日も休日もメールでこころのONとOFFの切り替えさえできなくなり、結果的にうつ病などの精神疾患(こころの病)に倒れて健康でなくなる人が急増しました。

もはや、収入やステータスのような目に見える「地位財」だけでは幸せになることができないかもしれない、と現代人は考えるようになったわけです。

 

そして、米プリンストン大学の心理学者、ダニエル・カーネマン教授が面白い研究をしています。それによると感情的幸福は年収7万5000ドル(約900万円)までは収入に比例して増えますが、それを超えると比例しなくなる」とのこと。

年収7万5000ドル以上の収入になると「幸せ」を感じる「幸福度」の上昇が急に伸びなくなってくる、という発表です。

f:id:dennou_kurage:20121019005715p:plain

これには、心理学でいう「快楽順応」という言葉が大きく関わっていると思われます。

 

「快楽順応」とは、人が新しい「快感」を感じた際、ある一定の間は「快感」に感じているものの、しばらくすると「快感」を感じなくなってしまい、次の新しい「快感」を欲したくなるという、という心理的な現象を指します。

これのいい例が「お金」と「物欲」です。

皆さんも、お金を持っていて、欲しいブランドの服や車、時計や装飾品など、お金があると思わず買ってしまい、しばらくは嬉しい気分でいたものの、しばらくしたら飽きてきて、また新しい物を買いたくなってしまう、なんて経験はありませんか?

こういう 「快楽順応」がある以上、一定の生活を維持できる以上の収入(お金)を得たとしても、それ以上には「幸せ」を実感しづらくなくなってしまうのです。

 

一方で、子供を持つ家族の場合はどうでしょう?

 

例えば、私には2人の子供がいます。小学生の息子と娘。毎日の生活は子供を中心にまわっていて、私は家族を養うために働き、妻は子供たちの身の回りの世話をする毎日。

自由にお金を使う余裕なんてそれほどありません。

でも、子供たちに注ぐ「愛情」は注げば注ぐほど、不思議なことに「喜び」に代わり、子供たちの純真無垢な笑顔から、何とも言えない「幸福感」を味わうことができるのです。そんな、お金に変えられない、PRICELESSな「幸せ」。これこそが「非地位財」の意味する「幸福」なのです。

 

〜あなたはどちらの「幸せ」を求めていますか?〜

 

ここまで「地位財」「非地位財」の意味と時代の移り変わりによる「幸せに対する価値観の変化」について話してきました。

もちろん、人の価値の尺度は人それぞれですし、育ってきた環境によって、「幸せ」の感じ方は大きく異なるものですから、どちらが正しいという正解はありません。

 

しかしながら今、先の見えない非常に不安定な世の中で、現代の人々は「本当の幸せって何なんだろう?」と改めて考えるようになっている時代です。

皆さんも、今一度「地位財」「非地位財」の二つの「幸せ」について、考えるいい機会ではないでしょうか?

 

もっと詳しく「幸せ」について考えたいと思っている方へ、私の尊敬する日本の「幸福学」の第一人者である、慶應義塾大学システムデザインマネジメント大学院教授の前野隆司教授の本をぜひ読んでみて下さい。(私の愛読書です)

 

 

 

 一度きりの人生ですから、みんな「幸せ」な人生を送り、死を迎える瞬間に「自分の人生は楽しかったな」と悔いなく一生を終えたいものです。

 

皆さんがそれぞれの「幸せ」を見つけて、その「幸せ」を周りの人にもプレゼントできるような、そんな素晴らしい社会がきたらいいですね。

 

You Only Live Once.

(良かったら、是非ポチっとお願いしますね↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓)

f:id:YOLO-co-bi:20180624033732j:plain